泰平堂

壁紙は、生活空間を左右するほど重要なアイテム。お客の生活に合わせた環境を提案、施工のみならず、メンテナンスまで責任をもつ

経師屋だった祖父が戦時下、表具店を開いたのがそもそもの「はじまり」だが、３代目の太田泰之さんは「伝統」や「職人」に重きを置くのではなく、内装業者であることに誠実でいたいという「こだわり」を持つ。太田さんは言う。
「技術者としてのこだわりをお客さまに押し付けるのではなく、お客さまがどうしたいのかという要望をまず聞いて、どう実現させていくかにこだわりたいんです」
請けるのは、内装全般。ハウスクリーニングから壁紙、クロス、床のカーペット、そして祖父の代から受け継ぐふすまに障子。
「内装に関することは何でもやります。ユニットバスなどの水回りは設備屋さんにお願いしますが、そうしたネットワークもありますし、何よりお客さまにとっても窓口が一つの方がラクでいいと思います」
生活空間をより快適に、もっと居心地よくしたいと思ったなら、とにかく泰平堂に電話をすればいいだけなのだ。
「相談だけでもいいですよ。家まで来てもらうとお願いしないといけないと思われがちですが、そんなこと気になさらずに、お気軽に相談していただければ」
家の悩みって、どこに頼んでいいかわからない。そんな「お悩み」、これで明るく解決というわけだ。

トイレには、「消臭機能」がついた壁紙がイチオシ。一面だけを違う壁紙にしてアクセントをつけると空間の印象がまた変わる

今、リフォームで壁紙の貼り替えをする際に提案しているのは機能性のある壁紙だ。
「つい、値段で判断しがちになりますが、一般の壁紙より汚れ防止、マイナスイオン放出、消臭効果などの＜機能＞がある壁紙を選んでいただければ、満足感が違うと思います」
実際、太田さんは自宅で一番過ごす時間が多い居間には汚れ防止機能がついたものを、寝室にはマイナスイオン放出のものを、トイレには消臭効果のものと機能性壁紙を使い分けているという。
「居間の壁紙は10年経っても、新品と変わらないほど色あせも汚れもありません。結果としてメンテナンス費用がかからないという効果があります」
機能だけでなく、昨今の壁紙事情は天井も壁も同一色、全室ほぼ一色で統一感を出す傾向があるという。
「一昔前は模様のある壁紙が流行ったんですが、飽きてしまうんです。でも一色だと味気ないという場合には、たとえば寝室の一面だけアクセント壁紙を貼るだけで高級感が生まれます。子ども部屋をキャラクターの壁紙にするとか」
お客の要望をもちろん聞くが、そこにプロのアドバイスも忘れない。このままだと圧迫感がある、部屋が暗くなるなど経験からくるアドバイスは、お客にとっても壁紙の選択の際にどれだけ心強いことだろう。
もちろん、プロとして仕上げには徹底してこだわる。しかし、それで終わりではない。
「責任施工は、プロとして当然のこと。施工後のメンテナンスを含め、最後まできちっと対応します。完了後、下地が浮き出るなどの不具合はゼロじゃない。それは施工したものの責任として無料で対応いたします」
地元の業者だからこそ、より徹底した責任が生じることを太田さんは肝に命じている。だからこそ、私たちお客は安心して内装全般を任せられるというわけだ。