市民生活を支える“公益企業”の責務を胸に、
徹底した技術力が見据えるのは、
私たち一人一人のより快適な生活。
地域貢献を第一に、
“お客さまファースト”の精神こそが、
創業60年の根幹にある、
揺るぎなき信念だった。

モットーは、“安全・安定・安価”。社訓には公益企業の責務として、「住民のより豊かな生活の実現」、「社会環境の改善」を目指し、「地域社会の福祉の増進に貢献」する企業であることを掲げる
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これが、武陽ガス名物「BUYO★ROLL」。ふわふわのロールケーキを手作りできて、2,000円でお持ち帰りができる
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福生警察署とのパートナーシップ活動として、テロ対策訓練を実施。有事の際には警察・消防と協力して迅速な行動で対応できる
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毎年、大好評の七夕飾り。社員が飾りつけを考え、本社の壁面飾りを作成
店長からの一言

営業部部長 渡辺豊さん
地元の有力者に支えられて誕生した会社ですが、2020年に創業60周年を迎えます。創業以来培ってきた技術力の高さに加え、今後は地域のお客さまを第一に、快適生活サポート企業として各種サービスに力を入れていく所存です。電気も始めましたし、リフォーム事業にも力を入れて行きます。皆さまのより快適な生活実現のため、きめ細やかなサービスを心がけて参ります。
基本情報
店名 | 武陽ガス |
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住所 | 福生市本町17-1 |
電話 | 042-551-1621 |
営業時間 |
8:30~19:00 (平日)8:30~17:30 (土・日・祝日) |
定休日 | 定休日なし |
駐車場 | 20台 |
カード使用 | 可(機器のみ) |
URL | https://www.buyo-gas.co.jp/ |
ストーリー
都市ガスだけでなく、電気もセットで

お客さま第一という基本姿勢を徹底し、お客さまのより良い生活を考えて最良のサービスを提案
生活の土台を支える都市ガスを供給して、60年。福生の“縁の下の力持ち企業”として、住民から揺るがぬ信頼を得ている武陽ガス。その信頼は一体、どこから生まれているのだろう。
今回の取材でお会いした総務部の小澤修部長、同部の出嶌京太主任、営業部の渡辺豊部長、同部の小林知也課長と誰もが、同じ言葉を口にした。それが、「お客さま第一」だ。小澤部長が言う。
「お客さま第一という基本については、徹底して社員教育を行っています。地域の皆さまのために、いかにお役に立てるのかということを最も大切にしています」
事業の柱は都市ガスだが、聞いてびっくり、福生市内の普及率は未だ55%という。
「普及率を伸ばしていくことにも力を注いで行きますが、ここ数年はガス管の経年劣化に伴い、鉄のガス管から、腐食に強く耐震性の高いポリエチレン管への入替えを行ってきました。これもようやく一段落、地震対策が必要なガス管の入替えは100%完了しています」
阪神淡路大震災や東日本大震災において、ポリエチレン管への被害はほとんどなかったそうだ。ということは、大きな地震が来ても、福生に住んでいる限り、ガスの供給は大丈夫だということになる。こんなに心強いことはない。
さらに2017年4月からエネルギーの自由化に伴い、ガスだけでなく電気も販売するようになった。<ガス・電気セット割>なら、年間3300円割引を謳っている。営業部の小林課長は言う。
「月300kw以上の使用が、新電力にすると電気代が安くなる目安だと言われています。ガスと電気が一本化できますので、何かと便利になると思いますし、ガスの定期点検で訪問した際に、電気のことも相談できるというメリットがあるかと思います」
ではどのような流れで、電気の切り替えができるのだろう。
「まず実際に、電気代が本当に安くなるのかどうか、無料でシミュレーションさせていただきます。電気の検針票の使用明細を見て判断するわけですが、うちは『確実に安くなるから、乗り変えてください』とは言いません。お客さま目線に立って、本当に安くなるのかを実際に見ていただき、納得いただいてから乗り換えていただいています」
電気が自由化になったとはいえ、一方的なセールストークに乗っていいものか、不安に思う人は多い。そんな中、なんと良心的なサービスだと思う。
実際に電気代が安くなるのなら、ここで武陽ガスに切り換えない手はないだろう。どんな時でも親身に相談に乗ってくれ、ガス漏れなど有事の際には夜中でも駆けつけてくれることを、多くの住民が経験済みだ(かく言う、私も)。ガスだけでなく電気も任せられるのなら、大船に乗ったも同然ではないか。
メンテナンスも真摯に対応、リフォームでより快適な生活を

キッチンのリフォーム例。Before&After。確かな技術に信頼は高い
今後はエネルギーの供給だけでなく、人々のさまざまな生活シーンにきめ細やかに対応し、より豊かな暮らしが営めるよう、生活を支える企業への転身を図って行く。
その一環として力を入れているのが、リフォーム事業だ。
たとえば台所なら手入れが簡単なレンジフードやシステムキッチンへ、浴室周りならユニットバス、洗面台・化粧台、トイレなど、水周りを中心としたリフォームを手がけている。
根底にあるのは、ガスを通じて培ったお客さまとの信頼だ。小林課長は言う。
「私どもはありがたいことに、台所まで入らせて頂ける仕事をしています。その意味では安心して、工事を任せてもらえると思います。キッチンや浴室のリフォームではガスの移設工事が伴うこともあり、まとめてできるメリットもありますね」
工事という形で家の中に入ってもらうわけだから、誰でもいいとは限らない。確かに、いつもガスでお世話になっているという信頼感は非常に大きい。さらにありがたいのは、責任を持ったメンテナンスだ。
「うちが行うのは、アフター・メンテナンスも含めたリフォームです。10年後にも真摯に対応しますから、安心してお任せいただけると思います」
確かに“安かろう”でお願いしても、その会社が10年後にあるかどうか保証はない。その点、ガスでつながっている信頼感は何より大きい。
「特にこの地域は、高齢化率が高いです。“生活弱者”となられている方たちに寄り添えるよう、きめ細やかに対応していきたいですね。ガスについて何かあれば、24時間体制ですぐにうかがいますし、さまざまな付帯サービスを提供できればと思っております」
地域に、私たちの生活を守ってくれる誠実な企業があることを、心から喜びたい。リフォームをするとなると、ある程度の金額が必要だ。でも、武陽ガスなら考えてみてもいいと自然に思えてくる。これこそ、日々の信頼の積み重ねなのだろう。
地域社会発展のために、まちづくりの一翼を担って
まちづくりを担う企業として

武陽ガス本社ビル。
世は高度経済成長期、福生にもようやく都市化の波が押し寄せてきた頃。地元の有力者の尽力により都市基盤整備事業が進められた福生の地において、都市ガス事業を任せられたのが、山下真一社長の父、光一さんだった。
「都市ガスは新しい事業なので若い人に任せようと、当時、都内で会社を経営していた父に白羽の矢が立ったようです」
そこで、1960(昭和35)年5月、光一さんは「儲けではなく、地域発展のために」とガス会社を設立、これが武陽ガスの創業だ。34歳の若さで、社員8人からのスタートだった。
新たに取り組むガス事業創設に当たり、打ち出された原則が“安全・安定・安価”。
「これは多少、表現が変わっても、今でもうちのモットーです。“時流に流されず、不断の努力を”というのも、創業社長以来、変わらない基本精神です」
社訓には創業以来、公益企業としての責務が謳われている。
その責務とは「住民のより豊かな生活の実現」であり、そのために「社会環境の改善」を目指し、最終的には「地域社会の福祉の増進に貢献」する企業であることを高らかに掲げているのだ。
私たち住民の暮らしを何より大切に考えてくれている企業が地元にあるということは、何よりの誇りだと心から思う。
住民により近い場所で、地域貢献を第一に

さまざまな料理にお菓子やパン作りが学べる料理教室。大盤振る舞いに感激ひとしお。楽しみにしているファンは多い
事業の柱でもある“地域貢献”だが、今後はより多様な形での地域貢献活動を見据えている。
そのひとつが月に2回、社員自ら外に出てゴミ拾いを行う“地域清掃活動”だ。なんと地道な作業だろう。でも口先だけでなく、きちんと形にしていくという誠実さの現れなのだ。さらには各市町の防災訓練への参加や、社員全員の救命技能認定証の取得、警察との連携によるテロ対策パートナーシップ活動など目に見えないところでも、地域を守る活動に取り組んでいるのだ。
長年、とりわけ女性たちに好評なのが「料理教室」だ。本社ビルの地下に調理室があり、ここで月2〜3回、季節や行事に合わせたさまざま料理、お菓子やパン作りの教室が開かれている。参加費は2,000〜3,000円(武陽ガスを利用しているお客さま)とお手軽すぎるほどの安価でありながら、ケーキなら1ホールとたっぷりのお持ち帰り付きなのだ。ここまで大盤振る舞いの、良心的な料理教室は感動モノだ。
なかでも人気なのが、武陽ガス名物「BUYO★ROLL」と名付けられた、ふわふわのロールケーキだ。これが2,000円で、1人1本お持ち帰りができるのだ。
「料理教室のきっかけは父の、ガスを使うだけではなく、会社に親しんでほしいという思いでした」と山下社長。住民へのあたたかな思いから始まった料理教室は毎回、参加者から大好評、喜びや感謝の言葉が社に寄せられている。
一方的なガスの提供だけでなく、利用者と相互の関係を作りたいという思いは、2020年1月で469号の発刊という、「ぶようがす新聞」にも現れている。料理教室の告知やさまざま情報を家庭に届けてくれる社員手作りのこの新聞は、利用者と会社との大切な架け橋となっている。
住民へのあたたかな眼差しが随所に感じられる誠実な企業が、生活の土台を支えてくれていることに改めて感謝の念が湧いてくる。足元を見つめただけで、福生という街がますます好きになってくる。