老若男女誰でもゾッコン、“活魚ワンダーランド”

カツギョリョウリ コウラクエン (イケスレストラン ハマゼン/リョウテイ コウラクエン)

活魚料理 幸楽園(いけすレストラン 浜膳/料亭 幸楽園)

「いけすと活魚」に自信があります

住所
福生市熊川1018
TEL
042-551-0035

舞台は、蛍舞う情緒あふれる日本庭園。
東日本最大級のいけすが自慢のレストランと、全館畳敷きの由緒正しき料亭が揃い踏み。
ぷりぷりの活魚と本物の日本食に出会う、和食のユートピアが地元にある。

(店名)
  • 端正な檜のカウンター

    いけすレストラン 浜膳「季節のディナーコース」ため息ものの美しい料理たち。女性に人気だ。

  • 端正な檜のカウンター

    料亭 幸楽園「おすすめ会席」季節毎に旬の味覚が超破格で供される。

  • 端正な檜のカウンター

    産地直送、ピチピチの活魚が美しい一品に。

店長からの一言

店主 (左側)社長 三浦晃弘さん  (右側)料理長 吉岩大志さん

(左側)社長 三浦晃弘さん  (右側)料理長 吉岩大志さん

日本料理や和の文化の奥深さを感じていただける入り口として、ランチから料亭の会席まで幅広く、いろいろな用途・年代の方に楽しんでいただける場となっております。地産地消に力を入れ、西多摩の魅力を伝える発信基地をも目指しています。地域の方々に愛されるお店作りを心がけておりますので、ぜひ、ご利用いただければと思います。

基本情報

店名 活魚料理 幸楽園(いけすレストラン 浜膳/料亭 幸楽園)
住所 福生市熊川1018
電話 042-551-0035
営業時間

11:00~22:00

定休日 年中無休
駐車場 100台
カード使用
URL http://www.kourakuen.com/

ストーリー

<いけすレストラン 浜膳> 自慢は、鯛釣りもできる東日本最大級のいけす

中央に鎮座するのは、東日本最大級という10トンの海水を満々と湛えるいけすだ。1991年、「三多摩に海を!」という先代社長の思いで、浜膳オープン時に満を持して作られた。悠然と泳ぐ、いくつもの魚影を間近に見下ろすのは圧巻の一言。三浦社長が言う。
「いけすを泳ぐ、新鮮な活魚がメインです。それを1,000円台のランチから会席料理まで、幅広く、カジュアルに楽しんでいただけるのが浜膳です」
 メニューは、実に多彩だ。昼はいろいろな料理を少しずつ楽しめる「味の玉手箱」がメインの「サービス御膳」(平日限定)や「石焼海鮮丼」などの丼物や「刺身御膳」など、旬の食材をふんだんに盛られた和風定食が選り取り見取り。
 夜は前菜、季節の一品、舟盛り、焼き物、天ぷらに食事、デザートが付く、トラディショナルな「浜膳会席」もあれば、洋風なテイストを加味した遊び心のある、季節ごとのおすすめコースなど、それぞれの個性が光るコース料理が3,000円台より楽しめる。
 冬の目玉は、「ふぐ会席」(4,980円)。先付、ふぐ刺、ふぐ唐揚、ふぐちり鍋、雑炊、デザートまで付いてこの値段! 料理長の吉岩大志さんはこう語る。
「地元の方にふぐのおいしさを知って欲しいという、社長の思いがあるんです。敢えて敷居を高くしないのは、幅広い方々にふぐを楽しんでいただきたいからです」
 ふぐだけではない。どのコースも舌をまくほどのラインナップでありながら、価格設定は非常に良心的だ。三浦社長は言う。
「日本料理の良さを知ってもらう、入り口のような店になれればという思いがあります」
 自慢の活魚を、刺身の盛り合わせでいただいた。分厚く切られた鯛はぷりぷりかつしっとり、鯛の甘みがふわーっと口中に広がる。厚みのあるサーモンは脂がたっぷり乗り、イカはねっとりと柔らかく口中に溶けていく。地酒の燗がぐいぐい進む。
 夕方17時からは、いけすで鯛が釣れるのだ。自分で釣った鯛を活け造りで楽しむなんて、サプライズとしても面白い。
 格調高い、落ち着いた雰囲気の中で、本格的な和食がカジュアルに楽しめる。こんな贅沢が地元にあるなんて、なんと幸せなことだろう。

※価格は税抜き。季節により変動有り。

<料亭 幸楽園> 日本庭園を愛でながら、料亭文化を味わい尽くす

扉の中に一歩、足を踏み入れただけで、空気が凛としたものに変わる。これぞ日本文化という、全館総畳張りの優雅な空間に圧倒される。2009年、老舗料亭をリニューアルオープンさせるにあたり、三浦社長はある思いを込めた。
「私で3代目ですが、うちの根幹は料亭です。長い間、地域の方々にご利用いただき、コミュニケーションを育む場となってきました。そこで西多摩の“車座文化”を残したいと思い、畳敷きにこだわりました」
 お年寄りでも使いやすいよう、畳敷きの部屋に椅子を導入。当時としては画期的なことだった。もちろん、座布団に座るのもそれぞれの好みだ。
 少人数から最大150名までという個室はすべて、玉川上水の分水が流れる情緒あふれる日本庭園に面している。四季折々の自然の美しさを愛でながら、極上の料理と会話を楽しむという、料亭ならではの特別な時間が味わえるのだ。
 会席料理は5000円から。いけすで泳ぐ活魚をメインに、日本料理の真髄を極めた目にも美しい料理が、熱いものは熱いうちにと細やかな心配りで供される。吉岩料理長は言う。
「地元の方に何度も足を運んでいただくために、食べ終わった後の満足感を大事にしています。量はもちろんですが、ちょっと贅沢感のある品を一品は入れるようにしています。伝統的な和食にとらわれず、肉やバターも取り入れ、現代の日本人に合う和食を四季ごとにアレンジしています」
 季節毎にメニューが変わる会席料理。取材時の会席(6,000円(税抜))は、忘年会向けの年末バージョンで前菜、刺身、中皿、揚げ物、西多摩食材使用の一人鍋、とらふぐ刺し、お椀、食事、デザートというゴージャスな内容だ。
 三浦社長は言う。
「ハレの日や季節ごとの行事など、ちょっと改まった場としてお使いいただければと思います。全館バリアフリーですので、車椅子の方も安心です。料亭文化も、次世代に残していきたいものだと思っております」
 玉川上水の分水が引き込まれた、三多摩一という日本庭園には蛍も舞い、夏には幻想的な空間も出現する。特別なひとときを、ひそやかな場で優雅に堪能する大人の嗜みが叶う場だ。

2名から200名まで~幸楽園物語

創業は1951年、格式高い料亭として

 幸楽園の創業は、戦後間もない1951年のこと。三浦社長の祖父が、横田基地をバックにもつこの地に着目し、熊川村の名主を務めた旧家・森田家の別荘を買い取り、料亭を始めた。明治13(1880)年に森田製糸所を創立し隆盛を極めた森田家の別荘なればこそ、三多摩一の日本庭園という、料亭にとって抜群のシチュエーションを可能にした。
 創業以来、近隣のみならず内外の名士達に愛されてきた老舗料亭は今や、畳敷きに椅子、バリアフリー、ユニバーサルトイレなど先駆的な試みを通し、新たな支持者を広げている。
 紳士の場だった料亭が、ここにきて女性層にも人気を拡大しているのは、「カトレア」というコースの設定が大きい。
「女性は飲み放題でも飲み負けしてしまうことが多いので、料理に重きを置きました。洋風のアレンジをし、前菜・洋皿に、魚も肉もメインで食べられ、デザートは趣向を凝らしています。飲み放題にはワインも選べるようにし、ほぼ100%のリピート率です」(三浦社長)
 七五三やお顔合わせ、お食い初めなどさまざまな祝い事にも対応、「お子様鯛御膳」も用意されるなど、今や、新時代の料亭として子どもからお年寄りまで家族みんなで楽しめる場にもなっている。

地産地消を通し、西多摩の魅力を発信

取材時の「冬の西多摩にぎわい御膳」 1,980円(税抜)

取材時の「冬の西多摩にぎわい御膳」 1,980円(税抜)

 近年、三浦社長は西多摩の食材を使った「地産地消」に力を入れている。
「16年9月に、うちで全国の名だたる料亭やレストランの料理人に料理をふるまう会があったのですが、西多摩の食材で構成したところ、すごく喜ばれたんです。それから料理長と2人で西多摩各地を回って、美味しい食材を探し続けています。お宝探しと言っていますが」
 天然の江戸前アユ、東京軍鶏(あきる野)、川鍋養鶏場の卵、青梅産の豚(青梅)、あわび茸(檜原村)、各地の野菜など、三浦社長曰く「キラキラ光る素敵な食材」に出会う旅となった。
 これらの食材を浜膳では、季節ごとに「西多摩にぎわい御膳」として提供する。取材時の「冬の西多摩にぎわい御膳」は1,980円(税抜)で、寄せ鍋(檜原村産舞茸、西多摩産野菜)、青梅産の深美卵、青梅豚と檜原村産あわび茸の陶板焼き、カキフライ、銀ダラ西京漬、マグロサラダ、ごはん、手作り漬物というラインナップ。
 初めて食す青梅産の豚は弾力があってプリプリ、しつこさは皆無、脂が甘い。しっとりとした肉は、あくまで柔らかい。卵は、濃厚でしっかりとした味がする。舞茸の濃い味わい、シャキッとした野菜の甘さが上品な出汁と相まって、滋味深い味わいを醸す一人鍋。地元食材の思わぬ実力に、自ずと感動がこみ上げる。夏なら運が良ければ、天然の江戸前アユを塩焼きでいただける僥倖も。
「生産者の思いが、ストーリーとして伝えられるものばかり。地元の方でも知らない食材を発掘して、生産者とつながり、食の立場から西多摩の良さを発信していきたいですね」
 非常に意義深い、魅力的な試みだ。18年10月には、「とうきょう特産食材使用店」の認証を東京都から受けた。季節ごとに西多摩の宝を詰め込んだ「西多摩にぎわい御膳」は、お客にとって最高の贈り物かもしれない。

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